イントロダクション-肌に現れた老化サインに対してはトータルなアプローチが大切です

鏡をのぞき込んだ時、くっきり刻まれたシワやフェイスラインの
たるみに気づいて、ハッとした経験はないでしょうか?

これら肌老化のサインは、年齢とともに誰にでも生じます。
そんな時、多くの方はまず化粧品やマッサージなど、
“肌に対する直接的なお手入れ”を試みるのではないでしょうか。

もちろん、それは、間違いではありません。

しかし、内科医として、私が常に意識しているのは、
“肌”は体の一番外側の“目に見えやすい部分”であり、
“体の内側”も、同じように老化が進行しているという事実です。
つまり、“血管”や“筋肉”も、年齢とともに衰えているわけですね。
(唯一の例外が光老化ですが、これについては後ほど詳しく述べたいと思います)

シワやたるみは、目には見えない“筋肉”や“血管”の
衰えとも無関係とは言えません。肌悩みを改善したいと思ったら、
体内の老化をも視野に入れた、総合的なアプローチが必要といえるでしょう。

この項目では肌そのものの老化現象と、
その裏に隠された様々な要因を、体全体から考えてみたいと思います。

>>老化サインの現れた肌は、どんな状態にあるのでしょう?
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